来週からミニマリストになる方法 - 最短3日であなたもミニマリスト!
ただの気のせいかもしれませんが、最近は「ミニマリストになりたい」と思う比較的若い世代の人が増えてきている気がします。(現在はフィリピン・ダバオで生活をしているので、本当に気のせいかもしれません。)
特に20~30代。そして女性が多いような気がします。(本当に気のせいです。)
また「ミニマリストになりたい」という気持ちはあっても、大胆な断捨離をするのはなかなか難しいことではないでしょうか。今は最小限の荷物のみで生活している僕も、一年前まではモノで溢れている部屋に住んでおりました。
しかしながら、去年の夏にある場所で3日間過ごしたことをきっかけに、無事ミニマリストになることができました。
この記事では「来週から手っ取り早くミニマリストになる方法」をご紹介します。
なおこの方法を実践するために必要な条件は、
・1日中フリーの休日が2日間連続であること
・その2日間に家を空けても大丈夫であること
です。
※家を空けられない方や2日間連続の休みがない方でも、工夫次第でこの方法が使えます。
最短でミニマリストになる方法とはずばり、
「休日に近場のゲストハウスに行くこと」
です。ゲストハウスに行くことで、自分に必要な最低限のモノが選別できます。
ミニマリストになるのに365日もかけてられない!
365日のシンプルライフという映画を知っていますか?
「フィンランド人の若い男性が失恋を機に自分の持ち物を全てリセットし、自分を幸せにしてくれるものを見つける」というのストーリーの映画です。
ただし持ち物をリセットするにはルールがあって
1. 持ち物全てを倉庫に預ける(部屋は空っぽ!)。
2. 1日に1個だけモノを倉庫から持ち出せる。
3. 1年間続ける。
4. 1年間物を買わない。
というものです。
発想や実験自体は面白そうなのですが、これを真似するのは非常に難しいです(笑)平日は普通に仕事をしている限りは、ほぼ不可能に近いでしょう。
僕はちょうど日本を出発する1ヶ月ほど前にこの映画を知りました。それ以上に日本をでる準備でバタバタしていたので、この映画のようにモノのリセットをする時間はありませんでした。
ただし「必要なものだけを持って生活する」という発想が非常に重要で、最短3日でミニマリストになる方法も根底はここにあります。
ミニマリストになるとはどういうことか
ミニマリストになりたいという気持ち以前に、まずは「ミニマリストになるとはどういうことか」考えてみましょう。僕が以前に定義したミニマリストは、「物欲をコントロールして自分で持ち運べるモノだけで暮らす」 というものでした。
ただ断捨離をしてスッキリするだけでは、ただのマジョリティーミニマリストもどきにすぎません。「自分に最適化されたミニマリストになるべきだ」というテーマについては、以下の記事を書いています。
http://konotaka.hatenablog.com/entry/variables-strengthfinder
どのようなミニマリストを定義したとしても、「(自分にとって)必要最小限のモノで暮らす」や「(自分にとって)最適なモノだけを置く」というキーワードが関わってくるはずです。
また断捨離をし終えた後には、「いかにモノを増やさないか」や「どうやって大切なモノと向き合っていくか」といったテーマが付きまとうようになります。
このことから分かるように、断捨離はあくまでミニマリストになる過程の一つであり、むしろ大切なのは「必要最小限のモノを選ぶ」や「最適なモノを決める」ということです。
そのため、この方法では「いかに捨てるか」には焦点をあてず、「必要なものを選別する」ということに重きを置いています。
ミニマリストになるのは、「大量の断捨離」が目当てではなくて、「モノに縛られない生活」を手にいれるためだと理解しましょう。
ゲストハウスに行く
家から近場のゲストハウスにいきましょう!埼玉に住んでいた僕は、横浜のゲストハウスに行きました。また会社員や学生の方の場合は、そのゲストハウスから出勤/通学ができる範囲の場所の宿に行きましょう。
理想の日程は、金曜日の夜から月曜日の朝までの3泊4日となります。(土曜日からの2泊3日でも大丈夫だと思います。最悪1泊2日でもok)
プレミアムフライデーを導入している会社に勤めている/金曜日は学校が早く終わる場合には、金曜日の夕方前からゲストハウスに行ってもいいと思います。
ちなみに2017年のプレミアムフライデーは以下の日程のようです。
6月30日、7月28日、8月25日、9月29日、10月27日、11月24日、12月29日
ゲストハウスで行うことは、
・ゲストハウスの周りを観光する
・普段の休日のように過ごす
・(可能であれば)他のゲストとコミュニケーションをとる
・月曜日にゲストハウスから出勤する
・ゲストハウスで使ったもの/欲しくなったものをメモする
これだけでミニマリストに近づきます!持っていくものは、上の5つのミッションを行うのに必要なものだけです!
・ゲストハウスの周りを観光する
これは「外出する休日」を想定しています。友達と美味しいものを食べにいったり、テーマパークに行ったり、または一人カフェでゆっくりするなど。それに必要なものを持って行ってください。
・普段の休日のように過ごす
こちらは「外出しない休日」を想定しています。家で読書をしたり、ゆったり音楽を聴いたり、または資格の勉強をする人もいることでしょう。普段の休日で使っているものを持って行ってください。
・(可能であれば)他のゲストとコミュニケーションをとる
ゲストハウスには、ミニマリストと親和性の高い人が多く集まっているように感じます。
僕が普段呼んでいるゲストハウスブロガーA1理論さんの記事にも、「日本のゲストハウスに向いている人」の特徴の1つが以下のように書かれていました。
モノより「時間」「友達」「旅行」を重視したい人 一言で言うと『ミニマリスト』ということになるのかもしれない。
(中略)
この考え方が「いい」か「わるい」かは問題ではなく、20世紀アメリカ中心の大量生産大量消費の世界にちょっと嫌気がさしてきた人。
『日本のゲストハウス』に「向いている人」「向いていない人」を考えてみた。 - A1理論はミニマリスト
もしミニマリストの人に出会えたら、その人からアドバイスを求めるのもいいでしょう。逆にミニマリストじゃない人だったとしても、気が合いそうだったら純粋に会話を楽しむのもありだと思います。スタッフの方に色々聞いてみるのも面白いはずです。何気ないゲストハウスでの交流ですが、荷物の少ない状態でささやかな会話を楽しめることこそ、「モノに縛られない余裕のある生活」の一部だと僕は考えます。
・月曜日にゲストハウスから出勤する
そして最後には、ゲストハウスから会社や学校へ向かいましょう。「仕事や学校がある平日」を想定しています。そのため、スーツや教科書など、必要なものもゲストハウスに持ち込みましょう。
・ゲストハウスで使ったもの/欲しくなったものをメモする
使ったもの/欲しくなったものを適宜メモしましょう。シャンプーや本にベッドなど、できるだけ全てメモできるとベストです。
これで全てのプロセスは終了です。
ゲストハウスの滞在中に「仕事にいく平日」「外出する休日」「外出しない休日」を想定し必要なものを所持していたので、「この3日間で使用した&メモしたモノ」だけが自分に必要な最低限のモノということになります。
つまり家にある「この3日間で使用した&メモしたモノ」以外は、基本的に断捨離してもよいモノという扱いになります。
ここでの大きな変化は、必要最小限のモノで過ごしてみることでマインドが変わることです。今まで溢れかえっていたモノが
「断捨離できるかもしれないモノ」
から
「基本的には断捨離できると思えるモノ」
へと変わっています。
この過程を経ることで、「ミニマリストになりたい人」から「(断捨離はまだできていないけれど心の中ではすでに)ミニマリスト」となることができます。
断捨離はそれからでも遅くありません。
さらに可能であれば、そのままシェアハウスや別の家に引っ越しをすることをお勧めします。強制的に断捨離を進めることができるはずです。
自分がはゲストハウスに向かないかもと思う場合は、ぜひこちらの記事を読んでみてください。ゲストハウスでなくても、里帰りや友達の家に遊びにいくことでも代用可能だと思います。
http://okite.hatenadiary.jp/entry/nihonnoguesthousemuiteruhito
僕が実際にいったゲストハウスは、横浜セントラルホステルというゲストハウスでした。元バックパッカーのオーナーさんが非常に優しい人で、とても過ごしやすかったです。また東京に通勤/通学をされている方は、池袋にあるBOOK AND BED TOKYOというゲストハウスが面白そうだと思いました。
またミニマリストになるためにゲストハウスに行く際には、ミニマリスト関係の本を一冊持って行くのもありでしょう。できればKindle版を購入をお勧めします。