この高さから考える

フィリピン・ダバオからお届けするミニマリスト生活

映画レビュー 赤スカーフとショットガン「バードショット」



鳥を撃ち落とす系の作品で有名なものと言えば、

大造じいさんとガンですよね。

フィリピンには「バードショット」という映画があります。タイトルからして鳥を撃ち落とす系です。

https://www.youtube.com/watch?v=7k8h_X3GjgM


日本語字幕トレーラーが見つからなかったため英語字幕版となります。ちなみに2016年の東京国際映画祭でも公開されていたようです。

「セーラー服と機関銃」のような感じで「赤スカーフとショットガン」と書きましたが、別に銃の乱射とかはありません。(一応ショットガンですしね。)たぶん映画全体でも数発しか撃っていないです。 

アジアの未来部門で受賞しているようですが、個人的にはそこまで好きな作品ではなかったです。(インディー映画や若い監督の映画をあまり見ないため、比較対象のレベルが高いことが理由かもしれません。また監督の深層心理を全て理解できるほど頭がよくありません。)

「絶滅危惧種のイーグル(鷲)を撃ち殺してしまって苦しむピュアな女の子」と「やる気満々だけどだんだん不正に染まっていく新米警官」の2人が描かれていて、最終的に2人が出会います。(別に恋とかは生まれません。)

各々の事情で成長していく2人ですが、女の子は純粋なまま成長し警官は悪に染まりかけます。対照的な2人を描くのはいいと思うのだけれど、日本でお金を払ってまで見たいかと言われれば微妙だと思いました。


良かった点

・女の子が可愛かった

銃と女の子の組み合わせなら「セーラー服と機関銃」よりもで「ガンスリンガーガール」派ですが、あの漫画のような感動要素は特にありませんでした。

http://www.nek654-yurulife.com/entry/gunslinger-girl-review

 


・映像が綺麗だった

描かれている自然は非常に綺麗でした。ちょっと淡い色が多いと思ったけど、やっぱりフィリピンの自然は美しいですね。サマル、ボホール、スリガオ等に行きましたが、どこも自然に恵まれていました。


微妙だった点

・そもそも撃っちゃいけないってわからないのかな

「佐渡島の山奥の特別保護区の隣に住む中学生が、犯罪と知らずにトキを打ってしまった」的な印象を覚えました。周りに畑しかない田舎で父親と2人暮らしをしている主人公だったので、知らないということもありえるのかな?

・不正に染まる警察サイドの話が不十分

初めに新米警官はマニラ行きのバス失踪事件を担当するのだけれど、この事件が本編にあまり絡んでこない。やる気のない警察やら暴力ありの取り調べ、さらには自宅を放火されて脅される!等の要素もあって、フィリピンの現状(なのだろうか?)を表現するのは良いことだと思うけど、やっぱりバス失踪事件がひっかかる。現状や事実に基づいた社会派映画だったら、去年の年末に見たOROの方がメッセージ性はありました。(武装集団に金の採掘場が占拠される話。)


別に見て後悔とかはしていなけれど、そこまで好きになれない映画でした。